[概況]
ドルは欧州市場中盤に当日高値113.160円まで上昇したが、其の後NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数は前週比マイナスで、10月耐久財受注は予想を下回り、更に新規失業保険申請件数も予想より増加した事などに売られてドルは113円を割り込んだ。
しかしNY株式市場が大幅反発で始まるとドルも買われ、続いて発表された10月中古住宅販売件数は予想を上回り、10月景気先行指数は予想通りで、11月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回るなどマチマチでドルは113円を割れる場面もあったが直ぐに大台を回復した。
株価の上昇にドルは113円前半で推移し、引けに掛けて株価は急速に売りが強まったがドルは113円を維持して、最後は前日比+33.5銭高の113.065円と113円を回復して引けた。
株価の上昇によるリスク回避後退の動きにドル以外の主要通貨も上昇して引けたが、本日は感謝祭で米国は休日となり、明日は日本が勤労感謝の日となる事から、ドル続伸への期待は来週以降か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
