[概況]
東京市場朝方に対中関税引き上げの延期が発表された事を好感してドルは買われたが、其の後当日安値110.575円まで値を下げた。
しかし110円半ばでは底堅く、揉み合いのあとNY株式市場が大幅上昇で始まるとドル買いは進み、NY市場中盤にドルは東京時間の高値を上抜き、終盤には14日以来となる111円台に乗せて当日高値111.250円まで上昇した。
其の後は株価の上げ幅縮小などにドルも上値を抑えられたが、最後は前週末比+40銭高の111.070円と111円を維持して引け、株価上昇とリスク選好の円売りにドル以外の主要通貨も上昇して引けた。米中貿易協議の進展を期待して株価は上昇しドルも買われて111円台を回復し、ここからの更なる上昇を期待したいところだが、上昇はゆっくりではないか。
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