NYダウ反発し215ドル高、ナスダックは3日続けて史上最高値

1日のNYダウ工業株30種平均は反発した。終値は前日比215ドル61セント高の2万8645ドル66セントと、取引終了にかけ買いの勢いは強まり、この日の高値圏で終えた。
 
1日の市場は、8月にダウ平均が大幅に上昇した反動で、利益確定売りなどに押され、もみ合いで取引が始まった。
米サプライ管理協会(ISM)が午前発表した8月の米製造業景況指数は56.0と前月から上昇。市場予想も上回ると、景気回復期待から投資家心理が改善し、相場を下支えした。
 
新たな会員サービスを発表した小売最大手ウォルマートが大幅に上昇し、指数を押し上げた。アップルなど大型ハイテク株の一角も上昇が目立った。米経済指標の改善も投資家心理を上向かせた。
ウォルマートはサブスクリプション(継続課金)型の会員サービスを15日から始めると発表。ネット通販のアマゾン・ドット・コムなどに対する競争力が増すとの観測を促し、株価は6%超上げた。アップルは10月にも発売される次世代の高速通信規格「5G」対応の「iPhone」について、部品メーカーに昨年発売のiPhoneとほぼ同じ生産量を依頼したと報じられた。世界経済が減速するなかでも堅調な需要を見込んでいると受け止められ、4%上昇した。2銘柄でダウ平均を90ドル超押し上げた。
 
前日夕に発表した四半期決算が市場予想を大きく上回ったビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズが41%高と急騰した。顧客情報管理(CRM)のセールスフォース・ドットコムなど、在宅勤務の増加の恩恵を受けやすいとされるハイテク株に買いが広がった。
 
化学のダウや建機のキャタピラー、スポーツ用品のナイキなど景気敏感株の一角が買われた。一方、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスや日用品の医薬・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が下げた。
 
セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、食・生活必需品小売が上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落した。
 
ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同164.21ポイント高の1万1939.67と連日で過去最高値を付けた。ソフトウエアのマイクロソフトや、エヌビディアなど半導体株の一角が上昇した。
S&P500種株価指数は反発し、同26.34ポイント高の3526.65と過去最高値を更新した。
 
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
28,645.66+215.6
S&P500種
3,526.65+26.34
ナスダック
11,939.667+164.211
NY金(ドル/トロイオンス)
1,978.90+0.30
NY原油(ドル/バレル)
42.98+0.22
円・ドル
105.94-105.97+0.29

 


【シカゴ日本株先物概況】

 
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 5862.05(-101.52)
連休明け1日のFTSE100種総合株価指数は大幅続落した。前営業日となる8月28日の終値に比べ101.52ポイント安の5862.05で引けた。終値では5月中旬以来、約4カ月ぶりの安値水準で引けた。
外国為替市場のポンド高が重荷となり、多国籍企業銘柄を中心に売りが広がり、構成銘柄の8割が下落した。
ポンド高によってポンド換算時の海外収益が圧迫されるとの懸念から医薬品株、石油株、酒類のディアジオといった多国籍企業銘柄が軒並み下落した。
 
個別銘柄では、米ボーイングの機体にエンジンを供給している航空機エンジンのロールス・ロイスが14%安まで急落した。アナリストが投資判断を引き下げたことが響いた。航空のインターナショナル・エアラインズ・グループの下げも目立った。新型コロナウイルス対策として欧州からの入国者に対する自己隔離の期間を巡り、不透明な状況が続いていることを嫌気した売りが出た。銀行株をはじめ金融関連株も下げた。
 
一方、中国関連の鉱業株は上昇した。中国の経済指標の改善を背景に、銅の世界最大消費国である中国の需要増を期待した買いが入った。メキシコ産金大手フレスニロは4.6%高、英・豪系資源大手BHPビリトンは2.3%高、スイスの同業グレンコアは2.2%高と好調だった。
 
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12974.25(+28.87)
1日のフランクフルト株式市場で、ドイツ株式指数(DAX)は4営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて28.87ポイント高の1万2974.25だった。
欧州各国の株式相場が軟調な中で米中の経済指標の改善を好感し、構成銘柄に輸出企業が多いDAX指数は買いが優勢だった。
 
個別では、ハイデルベルクセメントや半導体のインフィニオンテクノロジーズの上げが目立った。コスト削減のためリストラ拡大を検討していると伝わったタイヤのコンチネンタルは安かった。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4938.10(-9.12)

【欧州株式市場】

 
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 5862.05(-101.52)
連休明け1日のFTSE100種総合株価指数は大幅続落した。前営業日となる8月28日の終値に比べ101.52ポイント安の5862.05で引けた。終値では5月中旬以来、約4カ月ぶりの安値水準で引けた。
外国為替市場のポンド高が重荷となり、多国籍企業銘柄を中心に売りが広がり、構成銘柄の8割が下落した。
ポンド高によってポンド換算時の海外収益が圧迫されるとの懸念から医薬品株、石油株、酒類のディアジオといった多国籍企業銘柄が軒並み下落した。
 
個別銘柄では、米ボーイングの機体にエンジンを供給している航空機エンジンのロールス・ロイスが14%安まで急落した。アナリストが投資判断を引き下げたことが響いた。航空のインターナショナル・エアラインズ・グループの下げも目立った。新型コロナウイルス対策として欧州からの入国者に対する自己隔離の期間を巡り、不透明な状況が続いていることを嫌気した売りが出た。銀行株をはじめ金融関連株も下げた。
 
一方、中国関連の鉱業株は上昇した。中国の経済指標の改善を背景に、銅の世界最大消費国である中国の需要増を期待した買いが入った。メキシコ産金大手フレスニロは4.6%高、英・豪系資源大手BHPビリトンは2.3%高、スイスの同業グレンコアは2.2%高と好調だった。
 
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12974.25(+28.87)
1日のフランクフルト株式市場で、ドイツ株式指数(DAX)は4営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて28.87ポイント高の1万2974.25だった。
欧州各国の株式相場が軟調な中で米中の経済指標の改善を好感し、構成銘柄に輸出企業が多いDAX指数は買いが優勢だった。
 
個別では、ハイデルベルクセメントや半導体のインフィニオンテクノロジーズの上げが目立った。コスト削減のためリストラ拡大を検討していると伝わったタイヤのコンチネンタルは安かった。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4938.10(-9.12)

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