FOMCを受けた米ドル売りを警戒。

[概況]
19日の東京時間は、株式市場の不安定な動きが外国為替市場に波及した。

東京株式市場は、本日上場したソフトバンクが公開価格を大きく下回ったことで、日経225が一時21,085円まで下落するなど、リスク回避姿勢が強まった。これを受け、米ドル円も急落後に急騰する神経質な動きとなる。

米ドル円の始値は112.465円で、そこから本日の安値112.180円まで下落。その後は買戻しが入り、本日の高値112.605円まで上昇。現在は112.400円台を推移している。

この後は、19日深夜に発表されるFOMCに注目だ。ポイントは、金利据え置きのサプライズと、金利見通しの下方修正への懸念である。今回のFOMCは利上げ予想が大勢だが、繰り返されるトランプ米大統領の利上げけん制発言を意識し、利上げ据え置きというサプライズも噂されている。

また、世界的な景気減速懸念の広がりによって、今後の利上げ見通しの鈍化も懸念されている。

この2点は、いずれも米ドル売り材料のため、発表後は米ドル売りの動きには気をつけたい。

リスクシナリオは節目112.00円で、同水準を下回ると10/26安値111.365円までの下落も予想される。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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