[概況]
16日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け一時110.730円まで上昇した。米連邦準備理事会(FRB)は今会合において、政策金利の据え置きと、引き続き米国債の保有を少なくとも月800億ドル、エージェンシーローン担保証券の保有を少なくとも月400億ドル増やすことを表明した。
一方、政策金利見通しについては、前回まではFOMCメンバーの多くが2023年末までゼロ金利を予想していたが、今回は過半数が少なくとも0.25%の利上げを2回おこなうと予想した。また、量的緩和の縮小(テーパリング)についても議論することを開始したと表明した。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表において、三役好転が形成され地合いは改善傾向にある。下方に位置する転換線(109.887円)や20日移動平均線(109.625円)などがサポートとして意識され、上値を試す展開に期待したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
