[概況]
1日、東京外国為替市場の米ドル円は一時109.655円まで上昇し、引き続き堅調な展開となっている。
一方、クロス円では英ポンド円が一時149.80円まで下落し軟調。英国の早期利上げ観測の後退に加え、4月英製造業PMI(予想:季調済54.8 結果:季調済53.9)などが市場予想値を下回ったことなどで英ポンド売りが先行しているようだ。現在、欧州時間に入り米ドル円は109.640円付近で上値を探る動きとなっている。
一方、英ポンド円は150円台前半付近で上値が重い。この後は、4月米製造業PMI【確報】(予想:56.5 前回:56.5)や4月米ISM製造業景況指数(予想:58.5 前回:59.3)など米経済指標の発表が予定されている。
テクニカル的には米ドル円は下値付近では5日移動平均線(109.349円)などが下値サポートとなりそうか。
一方、英ポンド円では上値付近に5日移動平均線(151.09)や20日移動平均線(151.56円)などが控えている。また、英ポンド円の下限付近では200日移動平均線(149.10円)などが控えており、下値サポートとなる可能性も考えられそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
