[概況]
4日東京時間の外国為替市場は、弱含む展開となった。
米ドル円は1時108.925円まで下落、ユーロ円は一時130.385円まで弱含む展開となっている。
この値動きについて一部の市場関係者からは、本日の雇用雇用統計の発表を控え、模様眺めとなっている。
米ドル円、クロス円通貨とも若干ながら水準をさげて推移しているものの、さらなる下値を探るような値動きとはなっておらず雇用統計発表までは薄商いとなりそうだだとの声が聞かれている。
この後の時間については、21時30分より4月米雇用統計の発表を控えており注目されている。
なかでも、4月非農業者部門雇用統計(予想:19.2万人 前回:10.3万人)と4月米失業率(予想:4.0% 前回:4.1%)、4月平均時給(予想:前月比+0.2% 前回:前月比+0.3%)などの結果に注目が集まっている。米失業率は市場予想4.0%と前回の4.1%から一段と低下する見込みとなっており、あるFRBメンバーからは来年には3.5%との声もあるなど、失業率に関しては低下傾向が継続しているという。
賃金動向では、平均時給は前月比+0.2%と予想されており、前回の前月比+0.1%より伸びが鈍化すると見られている。
4月米非農業者部門雇用者数は19.2万人増と前回の10.3万人増から回復する見込みではあるものの、前々回が32.6万人増と強かったことで、おおむね20万人前後の平均水準であれば、目立った反応は示しにくそうだ。
20万人より増加で米ドル買いの反応、予想を下回る結果となった場合には米ドル売りの反応が想定されそうかといった声もあった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
