今週のドルは更に上値を伸ばす事が出来るかに注目

[概況]

先週末4日に発表された米4月雇用統計は非農業部門雇用者数と平均時給が予想を下回って、発表後にドルは108円台に落ちる急落となった。
 
しかし失業率は2000年12月以来の低水準(3.9%)となった事もあって直ぐに109円台を回復し、売られて始まったNY株式市場も其の後はプラスを回復て上値を伸ばし、米国債利回りも上昇した事などにドルは当日高値109.280円まで反発した。
 
最後は小幅安(-9銭)だったが109円台を維持して引け、ユーロやポンドは予想を下回る経済指標や利上げ観測の後退、更に対ドルで売られた事などにより、週初めからは大きく値下がりして週末を終えた。
 
今週の米国は雇用統計の発表を終えたあとで経済指標の発表は少なく、9日(水)MBA住宅ローン申請件数、4月生産者物価指数、10日(木)4月消費者物価指数、新規失業保険申請件数、4月財政収支、11日(金)4月輸入物価指数、5月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっている。
 
ドルは2日に110円台を付け、其の後一旦108円台まで下げる場面もあったが、直ぐに109円を回復するところを見ると、まだ上値を目指す流れが続いていると見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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