週明けのNYダウは3日続伸。
3年5ヵ月ぶりに1バレル70ドル台まで上昇した原油価格を受けて石油セクターが上昇。
一方で原油高が収益減につながるとの警戒感から、小売株などが売られた。
ウォーレン・バフェット氏が前週末に続いて「100%保有してもいい」と高く評価したアップルが連日の上場来高値更新。
IT関連銘柄はシッカリ。
もっとも主要株価指数は引けにかけての動きは失速。
200ドル超の上昇幅を縮小した。
イラン核合意について、トランプ大統領が8日2時に発表するとツイートしたことから原油価格が急落。
エネルギー関連が上昇幅を縮小した。
原油先物価格の荒っぽい相場展開を受けて、原油版恐怖指数のOVXは10.28%高の28.86と大幅高。
NASDAQ総合株価指数は続伸。
VIX(恐怖)指数は14.75まで低下。
スキュー指数は4月18日の146.26から123.04まで低下した。
債券はロンドン市場が休場だったこともあり方向性に欠ける展開。
ドル円は109円台。
「中東リスクが本格化すれば、低リスク通貨の円やスイスフランが買われ、ドルの上値は重くなるはず」という声も聞こえる。
「世界経済の先行指標として定評のある韓国の輸出額が2016年以来初めてマイナスに転じた」というのも話題になっていた。
GW明けの東京市場。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1212、値下がり771。
買いが優勢だったアンバランスという印象だ。
新高値銘柄数89(前日64)、新安値銘柄数31(前日30)の感覚の方が正しかったのかも知れない。
日経平均は41円高で始まり5円安。
所詮そんなものなのだろう。
「実質的にはプラスの一日」という見方もある。
日銀はETFを720億円買っていた。
買いは4月25日以来で、買い入れ額は前回(714億円)から増加した。
4月27日時点の信用取引の買い残は前週比640億円減少の3兆3934億円。減少は3週連続。
信用売り残は227億円減少の7638億円。
QUIck調査の4月27日時点の信用評価損率は▲8.93%(前週▲9.25%)と好転。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.623%。
買い方▲7.768%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲20.58%(前日▲21.37%)。
買い方▲14.54%(前日▲14.62%。
空売り比率は39.4%と40%割れ。
25日線からは2.6%のプラスかい離。
騰落レシオは123.12%。
日経VIは15.42。
日経平均採用銘柄のEPSは1717円でPERは13.08倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比20円高の22470円。
高値は22545円、安値は22345円というレンジだった。
今年11勝6敗の火曜日。
月曜は8勝6敗、水曜は4勝12敗、木曜も11勝6敗、金曜は8勝9敗。
(兜町カタリスト櫻井)
