26円安続落スタート、米株高も円高進行が重し

【寄り付き概況】

8日の東京株式市場は売り買い交錯もやや売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比26円51銭安の2万2440円65銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、0.81ポイント安の1772.37で始まった。
 
前日のNYダウが3日続伸するなど上値指向が継続しており、東京市場でもリスク選好ムードにあるが、外国為替市場ではひところの円安局面は一服していることもあって上値が重い。
 
ただ、原油市況が終値で70ドル台に乗せるなど3年5カ月ぶりの高値圏にあり、米国ではエネルギー関連株の上昇を誘っており、東京株式市場へもこの流れが波及する可能性がある。また、個別には今週決算発表がピークを迎えることで、好業績銘柄への関心が一段と高まることが考えられる。
 
東京外国為替市場は、1ドル=108円台の後半(7日終値は1ドル=109円19-20銭)、1ユーロ=130円前後(同130円26-30銭)で取引されている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に不動産、その他金融、空運など。値下がりで目立つのは紙パルプ、鉄鋼、海運など。

個別では、ファーストリテが値を下げ、資生堂、大成建はさえない。スルガ銀は大幅安。ソニー、日本電産、トヨタ、キヤノン、東海カは安い。
 
半面、JR東日本、東電力HDが値を上げ、ソフトバンクG、武田、アステラス薬は堅調。三菱UFJ、マネックスG、オリックス、コマツが上伸し、キーエンスは強含み。ファナック、任天堂は一進一退の値動きとなっている。
 
 
225先物は、モルスタ・三菱・ソジェン・アムロ・みずほが買い越し。
JP・ドイツ・日興・メリル・クレディ・GSが売り越し。
TOPIX先物はGS・野村・メリル・大和が買い越し。
三菱・バークレイズ・ソジェン・アムロ・パリバ・クレディが売り越し。
 
テクニカル的には、ブロンコB(3091)、三菱総研(3636)、トクヤマ(4043)、サイバネット(4312)、アステラス(4503)、リソー教育(4714)、ITFOR(4743)、C&R(4763)、ポーラ(4927)、長谷川香(4958)、クリエート(5187)、特陶(5334)、東洋シャ(5936)、アトラ(6029)、Jマテ(6055)、電子材料(6855)、マニー(7730)、バンナム(7832)、九電(9508)、アイエスビー(9702)、日管財(9728)が動兆。

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