東証マザーズ指数も3日続伸した。終値は前日比14.24ポイント高の1165.32だった。
相場全体を大きく動かすような材料はなかったが、個人投資家の買いが支えとなり、新興企業市場は終日堅調だった。
最近の日本株全体の上昇などにより、「個人投資家は少し投資余力を取り戻したようだ」という。マザーズ、ジャスダック両市場ともに売買代金が前日に比べて増えており、東証1部の値動きの軽い銘柄に移っていた個人の資金が新興市場に戻り始めていた。
好決算を発表した医師向けコミュニティーサイトを運営するメドピアが上昇。アプリ紹介サイトのアップバンクも上げた。時価総額の大きいミクシィやそーせい、JIAも上げた。
売買代金は概算で765.69億円。騰落数は、値上がり159銘柄、値下がり86銘柄、変わらず6銘柄となった。
個別では、ベガコーポレーション、PR TIMES、AppBank、ロゼッタ、ベイカレント・コンサルティングなど6銘柄が年初来高値を更新。メドピアマザーズ売買代金、上昇率ともにトップとなった。上期決算が大幅増益だったことを受けて15%超上昇した。ディジタルメディアプロフェッショナル、カナミックネットワーク、ALBERT、カヤックが買われた。
一方、テラスカイ、ソーシャルワイヤー、HEROZ、フィンテック グローバルが年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワークは、マザーズ下落率トップとなるなど直近IPO銘柄が軟調だった。グローバルウェイ、メディアシーク、アイペット損害保険、ティーケーピーが売られた。
