【寄り付き概況】
9日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比45円68銭安の2万2463円01銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、3.23ポイント安の1776.59で始まった。
医薬品株など幅広い銘柄に売りが出て、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落して始まった。
トランプ米大統領がイランとの核合意離脱を表明、これを受けて地政学リスクの高まりが懸念されるところだが、外国為替市場では1ドル=109円台近辺で落ち着いた動きをみせており、東京株式市場でも主力株をはじめ相場全般への影響はひとまず限定的となっている。
WTI原油先物価格は乱高下となり、終値は1バレル=1ドル67セント安と4日ぶり急反落となったが、NYダウ、ナスダック指数ともに小幅に高く引けたことは投資家心理にプラスの影響を与えている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、14業種が高く、値上がり上位に石油、鉱業、水産。値下がりで目立つのは医薬品、証券、精密機器など。
個別では、武田、アステラス、マネックスGが反落。三菱UFJ、三井住友、東電力HDが売られソフトバンクG、NTT、JTがさえない。トヨタ、日産自が弱含み、ソニー、ファナックが値を下げた。
半面、任天堂が小じっかりで、ツルハHDが続伸。スルガ銀は大幅反発。三菱商、丸紅が買われ、昭和電工、東海カが急伸。キヤノン、村田製が値を上げている。
225先物は、GS・日興・パリバ・UBS・SBI・クレディが買い越し。
アムロ・ドイツ・JP・モルスタ・ソジェン・大和・メリルが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・アムロ・GS・野村が買い越し。
みずほ・三菱・大和・ドイツ・JP・パリバが売り越し。
外資系等は、グリーンズ(6547)、エレコム(6750)、アサヒ(2502)、スクリン(7735)、大塚商会(4768)、中国塗料(4617)、全国保証(7164)、太陽HD(4626)、EG(6050)、アイカ(4206)、エムスリー(2413)、ネットワン(7518)、ショーワ(7274)、東エレ(8035)、日立ハイテク(8036)、島津(7701)、ポーラ(4927)、東海カ(5301)に注目。
テクニカル的には、日電設(1950)、太平電(1968)、JACR(2124)、グンゼ(3002)、三交(3232)、薬王堂(3385)、小松精(3580)、DLE(3686)、スカラ(4845)、日ヒューム(5262)、日カーボン(5302)、ヨータイ(5357)、三井海洋(6269)、東陽電(6505)、パイロット(7846)、オカムラ(7994)、椿本興(8052)、Gウィン(8111)、ヤマトイン(8127)、興銀リ(8425)、福山通運(9075)、NTT(9432)、東宝(9602)、アイネス(9742)が動兆。
