堅調な展開か。

10日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2600円。
9日の米国株高を受け、買い先行のスタートとなりそうだ。
金利上昇が意識されながらもNYダウ平均は182ドル高と3桁上昇となっており、為替も円安と、日本株には追い風だろう。
米国のイラン核合意からの離脱による地政学リスクが警戒され軟調な展開を強いられていただけに、買い安心感が浮上し、しっかりした動きとなることが期待される。また、好業績銘柄への物色も続くとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(9日終値109円71-72銭)と小動き。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比65円高の2万2485円だった。
 
 
 
 【好材料銘柄】
 
■西部電気工業 <1937>
協和エクシオ <1951> が株式交換によって完全子会社化する。10月1日付で同社株1株に対し、協エクシオ株1.29株を割り当てる。
 
■協和エクシオ <1951>
日本電通 <1931> 、シーキューブ <1936> 、西部電気工業 <1937> を株式交換で完全子会社化する。今期経常は6%増で3期連続最高益、14円増配へ。
また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる120万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■システナ <2317>
今期経常は11%増で4期連続最高益、実質増配へ。5月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
 
■早稲田アカデミー <4718>
今期経常は52%増で12期ぶり最高益、2円増配へ。
 
■有沢製作所 <5208>
今期経常は35%増益へ。
 
■日本マイクロニクス <6871>
非開示だった今期経常は2.2倍増益、未定だった配当は5円増配。
 
■ダイトロン <7609>
上期経常を一転1%増益に上方修正。
 
■静岡銀行 <8355>
今期経常は9%増益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ。発行済み株式数の4.65%にあたる3000万株の自社株を消却する。消却予定日は5月31日。
 
■高松機械工業 <6155>
今期経常は34%増益、2円増配へ。また、創業70周年記念株主優待を実施。19年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
 
■日本一ソフトウェア <3851>
前期経常を33%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
 
■ABホテル <6565>
今期経常は19%増で4期連続最高益、実質増配へ。また、6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■フルヤ金属 <7826>
7-3月期(3Q累計)経常が3.7倍増益で着地・1-3月期も3.8倍増益。
 
■バリューデザイン <3960>
7-3月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
 
【主な経済指標・スケジュール】
10(木)
3月国際収支(8:50)
日銀政策委員会・金融政策決定会合の主な意見(4/26~27開催分)
4月景気ウォッチャー調査
4月都心オフィス空室率
10年物価連動国債入札
《決算発表》
日揮、小野薬、東レ、三菱ケミHD、HOYA、清水建、大和ハウス、ヤクルト、味の素、国際帝石、日本ハム、DeNA、キリンHD、セリア、ハウス食G、日清食HD、マツモトキヨシ、ネクソン、GMOPG、楽天、ブリヂストン、太平洋セメ、三菱マ、住友鉱、アマダHD、クボタ、スズキ、ヤマハ発、島津製、ニコン、丸井G、アコム、住友不、西武HD、JR九州、TBSHD、日テレHD、KDDI、NTTデータ、セコム、ベネッセHD、SUMCO、マクドナルド、東急不HD、ミスミG、パナソニック
 
【海外】
中国4月消費者物価(10:30)
中国4月生産者物価(10:30)
米4月消費者物価(21:30)
米4月財政収支(5/11 3:00)
米30年国債入札
《米決算発表》
NVIDIA、ニューズ・コーポレーション、シマンテック
休場:インドネシア
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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