経済指標の悪化も、米国債利回りの上昇にドル買い進む

[概況]

東京時間に109円半ばを超えたドルは欧州市場に入ると更に上値を伸ばし、NY市場で発表された経済指標(MBA住宅ローン申請件数、4月生産者物価指数、3月卸売在庫)は予想を下回り、一時売られる場面もあったが米国債利回りが上昇すると再び買われ、NY市場序盤に当日高値109.835円まで上昇し、ユーロも130.505円の当日高値を付けた。
 
其の後もNY株式市場の上昇などにドルは109円台後半を維持して、最後は前日比+59銭高の109.740円と109円台後半に乗せて引け、ドル以外の主要通貨も上昇、カナダドルは原油高に+1.07円高の大幅上昇となった。
米国債利回りが再び3%を付ける上昇にドルは買われ、円が売られた為にドル以外の主要通貨も上昇したが、ドルは再度110円をトライする位置に来ており、本日の米4月消費者物価指数の結果次第では110円台の可能性もあると考える。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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