消費者物価指数は予想を下回り、ドルは109円前半に落ちる

[概況]

欧州時間に110円台まで上昇したドルだったが、NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少する一方、注目された4月消費者物価指数は予想を下回り、ドルはNY市場朝方に当日安値109.290円まで急落した。

また英政策金利は予想通り据え置きとなり、ポンドは売られてNY市場序盤に当日安値147.50円まで下落した。

一方対ドルで買われたユーロは対円でも上昇してドルが安値まで下げたあとに130.785円の当日高値を付けた。其の後ドルは買い戻されて109円台半ばを超えるまで反発したが戻りを売られ、最後は前日比-33銭の109.410円と109円台前半に落ちて引けた。

また利上げ据え置きとなったポンド(-79銭)やインフレ目標達成が先延ばしされたNZドル(-44銭)も売られたが、それ以外の主要通貨は上昇して引けた。

消費者物価指数は予想を下回ったが6月の利上げ期待は変わらないと見られ、ドルは売られたが109円は割れず、また新規失業保険申請件数は予想より減少するなど米経済の好調は続いており、ドルが上値を目指す流れは続いていると見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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