日経ジャスダック平均は3日続落。悪材料銘柄に売りが目立つ

日経ジャスダック平均株価は、前日比5円14銭安の3979円10銭と3日続落した。
決算発表などで悪材料が出た銘柄などに売りが目立った。中小型株は決算発表が東証1部銘柄に比べて総じて遅く、発表内容への警戒感から買い控えにつながったとの見方があった。
一方、米株高を背景に東証1部の主力銘柄が堅調に推移し、ジャスダックの時価総額上位銘柄の一角がつれ高したことが下値を支えた。

市場では「値動きが大きい東証1部銘柄に個人投資家の買いを奪われる形となった」といい、新興企業市場は値下がり銘柄の数が値上がり銘柄を上回った。
もっとも、決算発表で好業績が確認された銘柄などを個別に買う動きは見られ、相場全体としては底堅さを保った。

ジャスダック市場の売買代金は概算で696億円、売買高は9489万株だった。
値上がり銘柄数は303、値下がり銘柄数は339となった。

個別では、100円ショップ大手のセリアや創薬ベンチャーのラクオリア、眼鏡専門店のビジョナリーが下落した。
減配を発表したシンデン・ハイテックスがストップ安。今期経常は20%減益を発表した前田製作所は一時ストップ安と急落した。
クルーズ、エスエルディー、エムケイシステム、大阪油化工業など21銘柄は年初来安値を更新した。
サニーサイドアップ、昭和真空、ズーム、カーディナル、横浜丸魚が売られた。

一方、1-3月期(1Q)経常は25%増益で着地と発表した応用技術がストップ高。やまねメディカル、フォーサイドは一時ストップ高と値を飛ばした。
シード平和、幼児活動研究会、タウンニュース社、アーバネットコーポレーションなど14銘柄は年初来高値を更新した。
SEMITEC、UTグループ、エン・ジャパン、オールアバウトが買われた。

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