「NYダウは7日続伸」

週末のNY株式は堅調展開。
トランプ大統領が薬価に関する演説で高額な薬価を非難した。
ただ価格引き下げへの積極的な対策は示さなかったことから医薬品セクターが上昇。
通信のベライゾン・コミュニケーションが大幅高。
JPモルガンが投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェート」に引き上げたことが背景。
「ワイヤレス事業での取り組みを評価。
第5世代(5G)移動通信ネットワークに絡む商機が数カ月中に具体化し始める可能性がある」とのコメントが好感された。
時価総額が1兆ドルに迫ったアップルは10日ぶりに反落。
四半期決算で売上高が65.6%増と市場予想を上回ったエヌビディア。
データセンター部門の売上高が予想に届かなかった半導体のエヌビディアが大幅安。
NYダウ、S&P500ともの100日移動平均を上回ってきており市場心理は悪くない。
債券市場では5年債と30年債の利回り格差が一時2007年の金融危機前の水準に縮小。
2年債と10年債の利回り格差は2007年9月以来の水準に縮小した。
ドルは下落しドル円は109円台前半。
週間ベースではNYダウは2.3%高、3週ぶり反発。
NASDAQは2.7%高、2週続伸。
S&P500は2.4%高、3週ぶり反落。
 
日経平均は週末金曜に上昇幅を広げ心理的節目の22500円を大きく上回った。
5日線や26週線なども大きく上回った。
2月5日~6日にかけた明けたマド埋めを完了。
すぐ上には23122円にかけてのマドが開いている。
ただ「需給面では空白地帯」という身からもある。
「25日線が75日線を上回った。
これで75日線が上向きになれば完成。それも時間の問題だろう」という声も聞こえる。
週間ベースでは日経平均株価は1.3%高、7週続伸(累計10.4%上昇)。
TOPIXは1.3%高、2週ぶり反発。
東証マザーズ指数は0.3%安、3週ぶり反落。
日経ジャスダック平均は0.4%高、3週続伸(同1.3%上昇)。
東証2部指数は0.9%高、3週続伸(同2.3%上昇)。
「いよいよ1月高値24129円に向けて全値戻しを狙う」という声も聞こえる。
25日線からは3.0%のプラスかい離。
騰落レシオは125.24%。
空売り比率は38.3%と5日連続40%割れ。
日経平均採用銘柄のEPSは1675円まで低下しPERは13.58倍。
業績だけが株価材料ではないという好素材でもある。
シカゴ225先物終値は大証日中比25円安の22705円。
今年の月曜は株高アノマリーとなっている。
 
 
NYダウは91ドル高の24831ドルと7日続伸。
NASDAQは2ポイント安の7402ポイントと6日ぶりの反落。
S&P500は4ポイント高の2697ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は107ポイント高の10713ポイント。
3市場の売買高は58億株と減少。
CME円建ては大証比25円安の22705円。
ドル建ては大証比15ポイント安の22715ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比30円安の22700円。
ドル円は109.33円。
10年国債利回りは2.971%。

(兜町カタリスト櫻井)

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