週明けの日経平均株価は３日続伸。終値は前週末比107円高の２万2865円で、２月２日以来、約３カ月半ぶりの水準。
今日の高値は2万2894円まであり、今年の1月23日の高値（2万4129.34円）から、3月26日の安値（20347.49円）までの下げ幅（3781.85円）に対して、3分の2戻し（2万2868円）を達成している。
明日（15日）の東京株式市場は、決算発表に伴う好業績銘柄を買い進む流れは継続するものの、今日までの日経平均３日続伸で合計456円の上げ幅と短期間での急上昇に警戒感も予想されることから、利益確定売り優勢で一服場面となりそうだ。
決算一巡で商いが細るようだと、相場も不安定となりやすい。ここから商い急増とはならないまでも、現行水準の2兆5000億円レベルが維持できるかどうかは注視しておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
24041.89 ボリンジャー:＋2σ(26週)
23458.48 ボリンジャー:＋3σ(13週)
23216.47 ボリンジャー:＋3σ(25日)
23203.33 ボリンジャー:＋1σ(26週)
22901.04 ボリンジャー:＋2σ(13週)
22841.86 ボリンジャー:＋2σ(25日)
22758.48 ★日経平均株価11日終値
22518.86 6日移動平均線
22517.18 均衡表転換線(日足)
22467.87 新値三本足陰転値
22467.25 ボリンジャー:＋1σ(25日)
22364.78 26週移動平均線
22343.60 ボリンジャー:＋1σ(13週)
22238.42 均衡表雲上限(日足)
22238.42 均衡表基準線(週足)
22092.64 25日移動平均線
22017.96 75日移動平均線
21912.59 均衡表基準線(日足)
21786.17 13週移動平均線
21718.04 ボリンジャー:-1σ(25日)
21597.04 200日移動平均線
2日連続でザラ場安値が上向きの5日線を割ることなく推移し、地合いの強さがうかがえる。25日線や200日線の上昇が続いていることに加え、下降中の75日線が横ばいに移りつつあり、今後は騰勢が一段と強まろう。
本日終値から上には、2月5日高値と1月31日安値で形成する窓（22967円から23092円）があり、これを埋める展開が予想される。
ボリンジャーバンドでは、+1σから+2σのレンジ上限に終値が収り、ザラ場高値は+2σを一時上回るなどレンジ上抜けをうかがう雰囲気もあった。
オシレーター系指標では、RSIが85％と昨年11月9日以来の高水準となり、2万2500円付近を上放れた後の新レンジの上限を試す展開を示唆している。
■メルカリ、6月19日に東証マザーズへ新規上場、時価総額は3300億円前後に
メルカリ<4385>が6月19日に東証マザーズへ新規上場する。上場に際し国内外で1815万9500株の公募増資と2255万4800株の売り出し、上限284万500株のオーバーアロットメントの売り出しを実施する。
ジョイント・グローバル・コーディネーターは大和証券とモルガン・スタンレー・インターナショナルが務める。想定仮条件は2,200～2700円。資金吸収額は1060億円前後、時価総額は3300億円前後の見込み。仮条件の決定日は６月１日。
ブック・ビルディング期間は６月４日から８日まで。公開価格は6月11日に決定する。同社は、CtoCマーケットプレイス「メルカリ」、その他のマーケットプレイス関連事業の開発・運営などを手掛けている。
