16日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円-2万2900円。
米国株安を嫌気して売りが優勢の展開が想定される日経平均株価の5日線(15日時点で2万2669円)が下値として意識される場面もありそうだ。
また、北朝鮮は米韓の共同訓練を非難し、16日に予定されていた南北の閣僚級会談を急きょ中止すると表明。6月の米朝首脳会談への影響も警戒され、先行き不透明感から、模様眺めムードが広がる可能性もある。
ただ、円安進行は東京株式市場にはポジティブで、下げの度合いはマイルドになると考える。初動が落ち着いていれば、じわじわと買いが入ってプラスに浮上するような展開も十分期待できる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(15日終値109円88-89銭)と円安に振れている。対ドルでの円安の動きを受け、輸出関連株には下支えとなることも見込まれる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比75円安の2万2745円だった。
【好材料銘柄】
■高田工業所 <1966>
今期経常は49%増益へ。
■岡本工作機械製作所 <6125>
今期経常は38%増益、実質増配へ。
■キョウデン <6881>
今期経常は23%増益へ。
■リミックスポイント <3825>
今期経常は3倍増で2期連続最高益更新へ。
■ユニマット リタイアメント・コミュニティ <9707>
今期経常は5%増で2期連続最高益、前期配当を4円増額・今期も18円継続へ。
■ルーデン・ホールディングス <1400>
仮想通貨による資金調達(ICO)の実現に向け、Blockshine社と電子トークン「ルーデンコイン」の発行委託に関する業務提携契約を締結。
また、カナダで仮想通貨交換所を運営するCanadian Crypto Eschange社と仮想通貨不動産決済事業で業務提携する。
■日本コンピュータ・ダイナミクス <4783>
今期経常は18%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期も14円継続へ。
■FRONTEO <2158>
今期経常は16倍増益、3期ぶり3円で復配へ。
■AMBITION <3300>
7-3月期(3Q累計)経常が11倍増益で着地・1-3月期も4.9倍増益。
■みんなのウェディング <3685>
オウチーノ <6084> [東証M]と株式移転による経営統合で合意。10月1日付で共同持株会社「くふうカンパニー」を設立する。
■ITbook <3742>
今期経常は59%増で3期連続最高益更新へ。
■ALBERT <3906>
トヨタ自動車 <7203> と資本業務提携。自動運転におけるデータ分析・アルゴリズム・AI の開発などの分野で業務を受託する。また、トヨタを引受先とする16万5800株の第三者割当増資を実施する。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
小野薬品工業 <4528> と委受託基本契約を締結。
同社の抗体作製技術ADLibシステムやB cell cloning法を用いて、小野薬品が保有する標的に対するモノクローナル抗体の作製業務、および抗体、抗原などの組み換えタンパク質の調製業務を行う。
■リンクバル <6046>
上期経常は一転4%増益で上振れ着地。発行済み株式数(自社株を除く)の2.42%にあたる7万7000株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
■コンヴァノ <6574>
今期税引き前は59%増で4期連続最高益更新へ。
■大泉製作所 <6618>
今期経常は31%増で3期連続最高益、8円で初配当へ。
■ファイバーゲート <9450>
今期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
16(水)
1-3月期GDP(8:50)
《決算発表》
ソケッツ
【海外】
米4月住宅着工件数(21:30)
米4月鉱工業生産指数 (22:15)
《米決算発表》
メイシーズ、プログレッシブ・コープ、テイクツー・インタラクティブ、シスコシステムズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
