米株安受け売り優勢スタート

【寄り付き概況】

16日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前日比87円90銭安の2万2730円12銭と続落してスタート。
 
前日の米国株市場では米10年債利回りが一時3.09%と6年10日月ぶりの高水準に上昇したことを背景にNYダウ、ナスダック指数ともに大きく売られており、これを受けてリスク回避の動きとなっている。
 
しかし日米金利差拡大の思惑を背景に、外国為替市場では1ドル=110円台前半で推移するなど円安にふれていることは、東京市場では輸出株中心にプラス材料となる。
一方、寄り前発表の国内1~3月のGDPは9四半期ぶりのマイナスとなり、事前の市場コンセンサスも下回ったことから、ネガティブな影響を与える可能性がある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がり上位に保険、不動産、その他製品、証券など。値下がりで目立つのは鉱業、銀行、建設など。
 
 
個別では、三菱UFJ、三井住友、みずほFGが甘く、スルガ銀、野村がさえない。ソフトバンクGは値を下げ、ファーストリテ、トヨタ、スズキ、パナソニック、東エレク、ファナックも下落している。日本郵政が大幅安となっている。
半面、任天堂が高く、SMCは上伸し、ソニー、村田製はしっかり。アサヒが小締まり、武田は底堅い。T&DHD、第一生命が値を上げ、マネックスGは堅調に推移している
 
225先物は、みずほ・クレディ・メリル・三菱・アムロが買い越し。
ドイツ・シティ・モルスタ・大和が売り越し。
TOPIX先物はGS・ドイツ・野村・クレディが買い越し。
みずほ・パリバが売り越し。
 
外資系等は、ヤマト(9064)、ジャパンティッシュ(7774)、ニチアス(5393)、リゾートトラ(4681)、福島工業(6420)、ダイキン(6367)、東祥(8920)、日ライフL(7575)、平和(6412)、特陶(5334)、OLC(4661)、島津(7701)に注目。
 
テクニカル的には、第一カッター(1716)、MISAWA(1722)、三住建(1821)、熊谷組(1861)、若築(1888)、クラボウ(3106)、フージャーズ(3284)、日化学(4092)、ステラケミ(4109)、PI(4290)、日シス(4323)、有沢(5208)、マース(6419)、ダイコク(6430)、星和電(6748)、ユーシン(6985)、Gセブン(7508)、長野計(7715)、A&D(7745)、エイベクス(7860)、スクロール(8005)、日ガス(8174)、三住トラ(8309)、光通信(9435)、東ガス(9531)、邦ガス(9533)が動兆。

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