大和のレポートは「北朝鮮情勢受けた物色戦略」。
1993年~94年の北朝鮮核危機。
南北協議以降軍事作戦が取りやめられたという。
米株停滞だったが日本株は戻り高値を更新。
当時の上昇銘柄は建設機械・金属・空運などが目立っていた。
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北朝鮮危機後退時の株価上昇率ランキング
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コード 銘柄名 上昇率(%)
1 4023 クレハ 29.1
2 6305 日立建機 27.7
3 4061 デンカ 26.9
4 4203 住友ベークライト 24.7
5 5486 日立金属 19.9
6 6448 ブラザー工業 17.9
7 9706 日本空港ビルデング 15.0
8 5202 日本板硝子 15.0
9 4005 住友化学 14.7
10 6754 アンリツ 14.2
11 7202 いすゞ自動車 14.2
12 4217 日立化成 14.1
13 4045 東亞合成 13.9
14 5110 住友ゴム工業 13.8
15 7951 ヤマハ 13.3
16 7270 SUBARU 13.2
17 9201 日本航空/旧 12.7
18 5451 淀川製鋼所 12.6
19 2531 宝 12.6
20 3864 三菱製紙 12.1
北朝鮮危機後退時の株価上昇率ランキング(%)
対象:TPX500銘柄、1994年3月~4月末までの上昇率
みずほ証券のレポートはTOPIX浮動株比率見直しのインパクト。
東証が7月6日にTOPIXの浮動株比率(FFW)の定期見直しを発表する予定。
今回の見直しの対象は10~12月期決算企業。
パッシブ投資家によるFFW調整の売買は7月30日の大引けで行われる。
買い需要、売り需要の多い上位10銘柄予想。
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△買い需要の多い上位10銘柄 ▼売り需要の多い上位10銘柄
銘柄名 金額(億円) 銘柄名 金額(億円)
ルネサス(6723) 433 JT(2914) 202
資生堂(4911) 166 大塚HD(4578) 148
すかい(3197) 125 キリンHD(2503) 134
SUMCO(3436) 82 ユニチャーム(8113) 102
ネクソン(3659) 72 サントリーBF(2587) 78
アウトソシング(2427) 54 楽天(4755) 56
コカコーラBJH(2579) 45 ケネディクス(4321) 41
トレンド(4704) 44 大塚商(4768) 41
ツバキナカシマ(6464) 42 住友ゴム(5110) 40
TATERU(1435) 32 ホシザキ(6465) 37
バンクオブアメリカ・メリルリンチの5月の機関投資家調査(4~10日実施)結果。
投資家の76%が株式相場はまだピークを付けていないと回答。
このうち大半は「2019年かそれ以降」まで株高が続くと予想。
すでに天井を打ったとの回答は19%。
株式から債券へ資金を移す目安となる長期金利の水準は「3.6%」との回答が最も多かった。
一方で「6月の現金比率が4.6%以下に下がると、リスク資産に売りシグナルがともる」ともされた。
最も取引が集中している金融商品は「FAANG」などハイテク株の買い持ち。
投資家は総じて景気敏感株を買い持ちし、債券や高利回り株を売り持ちした。
リスク選好を前提とした持ち高が積み上がっていることも先行きの警戒シグナルになりやすいという。
(櫻井)。
