NY株式市場は小幅反落で方向感のない展開。
バレル80ドル台を付けた北海ブレント高や米中通商問題への警戒
ただ原油先物は一時約3年半ぶり高値を付けエネルギーセクターは
主要セクターの中で最大の上昇率となった。
原油高やドル高の影響を受ける大型株を小型株がアウトパフォーム
ラッセル2000は2日連続で終値ベースの最高値となった。
10年債利回りは3.1%台と約7年ぶりの水準。
債券売りは続いている。
「市場では債券相場の底がどこになるのか探る動きが続いている。
現時点ではどこが底なのかはっきりしてない」という正直な声も聞
3.25%というのが目先のメドという指摘もある。
週間新規失業保険申請件数は増加したが失業保険受給者総数は約4
フィラデルフィア地区連銀が発表した5月の連銀業況指数は34.
1年ぶりの高水準となった。
ドルは対円で4カ月ぶり水準に急伸し110円台後半。
木曜の日経平均は3ケタの反発。
100円安の翌日の121円高だから差引き21円高と前日の下落
ただ日中値幅は87円と昨年12月27日以来の狭さ。
東証1部の売買代金は2兆3800億円。
決算通過で一休みという印象だ。
マザーズ指数が2%超の上昇で25日線を上回ってきたことは好感
「日経平均が失速していない中で出遅れていた新興市場が盛り返し
全体としても底堅い動きがしばらく続こう」という声も聞こえる。
25日線(22293円)からは2.4%のプラスかい離。
5%プラス乖離の23407円までは目先の許容範囲だ。
あと数日で75日線も上向いてこよう。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲13.01%。
買い方▲7.247%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率は売り方▲18.87
買い方▲14.29%。
買い方の改善が目立ってきた。
空売り比率は40.0%。
9日ぶりの40%となってしまった。
日経平均採用銘柄のEPSは1643円。
PERは13.90倍と14倍台に接近。
ドル円が110円台後半で推移しシカゴ225先物終値は大証日中
週足陽線基準22865円がキープできれば8週連続の週足陽線だ
ボリンジャーのプラス2σ水準は23022円。
昨年末終値22764円と大納会終値23506円の間の動きの継
まずは大納会始値23073円奪還だろう。
気学では「吹き値売り方針の日」。
少し的外れのようだ。
週明け月曜は「人気に逆行して動く日」となっている。
◇━━━ カタリスト━━━◇
イーレックス(9517)・・・動兆。
イーレックスに注目する。
同社は代理店通じた電力小売りが中核。
高知、大分にバイオマス発電所保有。
原油価格の上昇はバイオマス発電の有利さにつながろう。
CO2排出ゼロの電力にも期待感。
18年3月期の営業利益が上ブレ着地。
19年3月期に47.8%増収、43.9%増益と大幅な増収・増
決算を受けて先週金曜にストップ高したが火曜から3日続落。
「いいものはいい」だろう。
(1126円)。
