もみ合い展開か。

 
今週の東京株式市場は、米国株や為替相場の動向を見極めながらの展開が見込まれる。
米国株や為替に大きな変動がなければ、日経平均株価は2万2500~2万3500円程度のレンジ内でのもみ合いになりそうだ。
企業の決算発表はほぼ終了。業績に応じた個別の売り買いがもう少し続くだろうが、「投資家の関心は、徐々に経済指標やそれを受けた米金利の変動などに移っていく」とみられている。
 
為替の円安基調が継続すれば、今週も下値は堅いと思われる。
23日には、5月開催のFOMC議事要旨の公表があり、6月FOMCを意識して、米長期金利の上昇から一段と円安が進む可能性もあるとみる。
金利上昇が米国株の下げを招く展開には一定の警戒は必要。ただし、米国株が下げる局面では円安進行が期待できるだろう。
 
本日(21日)の東京株式市場は、もみ合いとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円-2万3000円。
手掛かり材料難のなか、2万3000円を前にした戻り待ちの売りと、堅調な展開が続くなかでの押し目を狙う買いから、方向感に欠ける展開が見込まれる。
19日に発表された米中の貿易協議での共同声明を受けた、米国株式の反応をみたいとして、模様眺めムードが広がる可能性もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(前週末18日終値110円89-90銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比90円安の2万2840円だった。
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
22840 ( -90 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
22850 ( -80 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
【好材料銘柄】
■技研ホールディングス <1443>
今期経常は78%増益へ。
 
■東京コスモス電機 <6772>
今期経常は54%増益、実質増配へ。
 
■極楽湯ホールディングス <2340>
今期経常は69%増で2期ぶり最高益更新へ。また、中国江蘇省太倉市の不動産開発企業と提携し、同市の商業施設に温浴施設のフランチャイズ店を出店する。開業は19年上期を予定。
 
■チヨダウーテ <5387>
今期経常は2.9倍増益へ。
 
 
■アイティメディア <2148>
21日から実施を予定していた78万4800株の立会外分売を中止する。
 
【主な経済指標・スケジュール】
21(月)
4月貿易統計(8:50)
4月首都圏新規マンション発売(13:00)
《決算発表》
光通信、紙パル商、アジア開発
 
【海外】
米4月シカゴ連銀活動指数(21:30)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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