28円安と4日続落スタート、米株安や円高で売り先行

【寄り付き概況】

22日寄り付きの日経平均株価は、前営業日比28円81銭安の2万1352円16銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、5.27ポイント安の1711.02で始まった。
 
前日の米国株市場ではNYダウやナスダック指数など主要指数が乱高下の末に反落して引けており、外国為替市場でも1ドル=106円台を割り込むなど円高傾向にあることで、外部環境面では向かい風が意識されるところ。
日経平均は20日までの3営業日で400円以上の下落をみせており、目先の買い戻しや押し目買いが利いているが、上値の重い展開を余儀なくされそうだ。
 
注目された21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は米連邦準備理事会(FRB)が事前予想通り0.25%の利上げを決定した。
また、参加者の利上げ回数見通しの中央値は年3回で据え置かれたものの好調な経済見通しから今後の利上げ加速に対する思惑がくすぶり、結局全体相場は売りに押される形となった。東京市場でも外国人の売り基調からの転換は見込みにくく、目先株高期待は高まりにくい状況にある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、サービスなど。値下がりで目立つのは空運、海運、銀行など。
 
個別では、任天堂、ソニーが高く、キヤノン、日立、ファナック、キーエンス、ホンダが値を上げ、トヨタは切り返した。日本郵政、KDDIは底堅い。コマツや三井物、三菱商が堅調となっている。
 
半面、三菱UFJ、みずほFGなどのメガバンクが安く、野村、東京海上は売られている。東エレク、JTが弱含みで、JAL、ANAは大幅安。ソフトバンクG、NTTが緩み、花王はさえない。
 
225先物は、ドイツ・パリバ・アムロ・SBIが買い越し。
GS・ソジェン・UBS・ナティクス・野村が売り越し。
TOPIX先物はソジェン・GS・野村・モルスタ・ドイツが買い越し。
UBS・日興・JP・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的に、ダイト(4577)、平河ヒューテ(5821)、興銀リ(8425)、丸三証券(8613)、センコー(9069)、日立物(9086)、乾汽船(9308)が動兆。

 

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