22日の日経平均株価は前営業日比80円52銭高の2万1461円49銭と反発した。
前日の米国株安や為替の円高など逆風環境のなか強さを発揮、一時日経平均は200円近い上昇をみせる場面があった。
朝方は若干売りが先行したものの、その後は値ごろ感からの買い戻しが全体を押し上げる格好となった。3月期末を目前に駆け込みで権利取り狙いの買いも寄与したとみられる。ただ、前場終盤は戻り売り圧力から伸び悩んでいる。
円相場が1ドル=105円台半ばに上昇したのも投資家心理に重荷だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3066億円、売買高は6億9883万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は864、値下がりは1102、変わらずは110だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ小幅に続落した。
業種別TOPIX(全33業種)では鉱業、石油石炭製品やサービス業が上げた。空運業や証券商品先物、海運業は下げた。
個別では、ソニーが堅調、ファナックも買い優勢。コマツ、ブイ・テクノロジーなども買われた。インプレスホールディングスが大幅高、テーオーシー、リンクアンドモチベーションも物色人気。フォーカスシステムも大幅高となっている。エンジャパンやジェイテックなど人材関連が上昇した。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが軟調、東京エレクトロンも冴えない。キユーピーも売られた。アミューズ、ヴィンクスが急落、曙ブレーキ工業が下げた。
