26日の東京株式市場は、軟調展開か。
その後は、もみ合いとなりそう。
前週末の米国株安と円高を嫌気した売り先行スタートとなろう。
日経平均株価の予想レンジは、2万0100円-2万0500円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(前週末24日終値105円01-03銭)と円高に振れている。対ドルでの円高の動きを警戒し、輸出関連銘柄はさえない展開を強いられそうだ。
また、学校法人・森友学園の問題を巡り、27日には佐川前国税庁長官の証人喚問を控えることから、模様眺めムードが広がることも想定される。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所終値比180円安の2万170円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
20170 ( -180 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
20215 ( -135 )
( )は大阪取引所終値比
今週は、米中貿易戦争への警戒感から底値を探る相場展開になりそうだ。また、27日には佐川前国税庁長官の証人喚問が予定されているが、これが通過したとしてもアク抜けを期待したい。
週間形状では、2016年10月下旬以来の52週線を割り込んでおり、中期シグナルが悪化している。足元の支持線が抵抗線に変わることになり、2万1000円が抵抗として意識されてくることになろう。
ただ、週間形状の一目均衡表では、雲上限が1万9750円処に位置しており、2万円割れが射程に入っている。
【好材料銘柄】
■シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687>
前期経常を20%上方修正。また、千葉県市川市に保有する土地の売却に伴い、19年2月期に売却益約22.8億円を特別利益として計上する。
■ヤマトインターナショナル <8127>
今期経常を一転10%増益に上方修正、配当も7円増額。
■ファステップス <2338>
孫会社のBit One 香港がアルデプロ <8925> [東証2]と仮想通貨関連事業で業務提携。仮想通貨による不動産の販売を行うアルデプロに対し、プライシングや販売後の仮想通貨の法定通貨への換金方法などについて助言を行う。
また、子会社Plurecil Holdingsの出資持分を売却することに伴い、19年2月期第1四半期に単体で関係株式売却益4600万円が発生する。
【主な経済指標・スケジュール】
26(月)
参院予算委員会集中審議
【海外】
米2月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
米2年国債入札
《米決算発表》
ペイチェックス、レッドハット
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
