26日の日経平均は早い時間に下げ渋り、後場に入ると上昇に転じた。
米国株の下げ止まりを確認する前に反転したことは評価できる。
今日の安値は2万0347円まであり、弱いまま終えると2万円割れも意識された。
この日の最安値から、400円以上と大幅戻りを演じて高値引けとなったことで、市場のムードはやや改善しているだろう。
明日は3月の権利取り最終日。押し目でもあり買いは入りやすく、2万円台は堅いとの見方が強まれば、売り方の買い戻しなども期待できる。
今晩の米国株が落ち着いた動きとなれば、明日の佐川前国税庁長官の証人喚問で極端なマイナス材料が飛び出さなければ小康状態となる可能性もある。
まだ荒い地合いは続くであろうが、あす上昇で終えれば、それなりに強いリバウンド相場が到来する可能性もあると考えられる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
22153.63 新値三本足陽転値
22067.36 均衡表転換線(週足)
22049.27 ボリンジャー:+1σ(25日)
21625.19 25日移動平均線
21424.77 均衡表基準線(日足)
21306.39 200日移動平均線
21280.21 ボリンジャー:-1σ(26週)
21252.39 6日移動平均線
21201.10 ボリンジャー:-1σ(25日)
21157.80 均衡表転換線(日足)
21051.30 ボリンジャー:-1σ(13週)
20777.02 ボリンジャー:-2σ(25日)
20766.10 ★日経平均株価26日終値
20352.93 ボリンジャー:-3σ(25日)
20325.01 ボリンジャー:-2σ(26週)
19888.00 ボリンジャー:-2σ(13週)
19726.63 均衡表雲上限(週足)
売り先行から一時2万0400円を下回る場面もみられたが、その後は切り返しをみせており、2万0700円を回復している、先週末の大陰線でボリンジャーバンドの-2σを大きく下回っていたこともあり、自律反発の流れといったところであろう。
2万1000円や200日線、52週線を下回っている状態であり、底入れ感は強まっていない。週足のボリンジャーバンドでは-2σを上回っており、バンドが拡大をみせる前に、早い段階で52週線は回復しておきたいところ。
【信用規制・解除】
(26日大引け後 発表分)
○シーズメン <3083> [JQ]
東証が27日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。
日証金も増担保金徴収措置を解除。
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