NY株式市場の大幅反発にリスク回避後退の円売りが優勢

[概況]

東京時間にムニューシン米財務長官が中国との交渉が生産的と発言した事で日経平均はプラスを回復して引け、ドルも105円台に乗せた。
 
NY株式市場も大幅反発で始まり、ドルはそれまでの高値を上抜いたが、上昇で始まったダウが其の後調整の売りに序盤に+292.54ドル高まで上げ幅を削ると、ドルも再度105円を割り込んだ。
 
しかしダウが序盤過ぎ以降再び上昇に転じるとドルも大台を回復し、株価が終盤に上値を伸ばすとドルも一段高となって引け近くには当日高値105.485円まで上昇し、最後も前週末比+57銭高の105.385円と105円台を回復して引けた。
 
また独連銀総裁が「ECBは金融正常化を直ちに始めるべき」などと強気の発言をした事でユーロも買われ、+1.6円高と大幅上昇し、英国労働党がハードブレグジット回避に前向きと報道された事でポンドも買われ、+1.83円高の大幅上昇で150円台を回復した。
 
貿易摩擦を回避しようとの発言にNY株式市場は大幅反発し、株価上昇によるリスク回避後退の円売りが優勢となったが貿易摩擦は解消した訳では無く、これまでの下落に対する反発と見た方が良さそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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