売り優勢の展開か 米国株の不安定な動き

28日の東京株式市場は、米国株の大幅安を嫌気して売り優勢の展開が想定される。
本日は3月の配当落ち分の影響が150~160円程度あり、初動の下げは大きくなる可能性が高い。
その後は、もみ合う展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万700円-2万1500円を想定する。
手掛かり材料難のなか、米国株式の影響を受けづらい内需系の中小型株への物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の前半(27日終値105円49-50銭)と円高に振れている。米国でハイテク株が下落した影響もあり、輸出関連株には重しになるとみられる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比415円安の2万695円。
 
 
【好材料銘柄】
 
■メディカル・データ・ビジョン <3902>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■有機合成薬品工業 <4531>
長瀬産業 <8012> と主力製品グリシンをはじめとするアミノ酸事業を中心に協業関係を強化。長瀬産は同社の発行済み株数の5%にあたる109万8700株を取得する。
 
■ヒマラヤ <7514>
今期経常を24%上方修正。
 
■カルナバイオサイエンス <4572>
大日本住友製薬 <4506> と精神神経疾患を対象とした新たなキナーゼ阻害剤の創製について、共同研究およびその後の開発、事業化に関する契約を結んだ。
これにより、同社は契約一時金と研究マイルストーンとして最大8000万円を受け取る。
また、臨床開発・販売へ移行した場合、開発・販売マイルストーンとして総額で最大約106億円、さらに販売後は販売額に応じた一定のロイヤリティを受領する。
 
■セルシード <7776>
移植用「軟骨再生シート」の基本特許が欧州で成立する見込みとなった。
 
■トライステージ <2178>
前期最終を一転黒字に上方修正。
 
■ASJ <2351>
新技術「RNCDDS」に関する国内特許を取得。RNCDDSはクラウドサービスを構築するために利用される主流のストレージサーバーと比較して大幅な高速化を実現可能とし、ハードウェア容量を最大3分の1にする技術。
 
■メタップス <6172>
Y&N Brothersとデジタルコンテンツ開発事業を展開する合弁会社エンタメバンクを設立。まずはテレビ局や芸能事務所と連携し、SNSやインターネットを活用したタレントの活動支援を行う予定。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
28(水)
予定はありません。
 
【海外】
米10-12月期GDP確報値(21:30)
米2月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
フィリップス・バン・ヒューゼン

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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