買い優勢スタート、円安を好感

29日の日経平均株価は、前日比21965銭高の2125096銭と反発してスタート。28日の米国株は続落となったものの、足元で3日続けて高値引けとなっていたことや為替相場が円安に振れていることなどから、シカゴ先物に追随する形で買いが先行している。
 
前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック指数の下げが目立っており、これは東京株式市場でも電機セクターを中心にマイナス材料ながら、外国為替市場で急速に進む円安が全体相場に浮揚力を与えている。

北朝鮮の金正恩委員長の訪中に伴い朝鮮半島情勢を巡る地政学リスクが後退、これを受け外国為替市場では1ドル=106円台後半まで一気にドル高・円安が進行しており、電機や自動車など輸出関連セクターを中心に追い風が意識されている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に石油、ゴム製品、海運、ガラス土石、機械など。
 
個別では、トヨタ、ホンダ、任天堂、キーエンス、東エレク、ファナックはしっかり。三菱UFJ、三井住友は強含みで、野村、第一生命は堅調となっている。ソフトバンクGKDDIが高く、ファーストリテは底堅い。JTJXTG、久光薬は買われている。
半面、ソニー、パナソニックが安く、日立、三菱電、NTT、三井金は下落し、武田が急落している
 
外資系等は、日本マイクロ(6871)、ニトリ(9843)、 NTTデータ(9613)、王子(3861)、IHI7013), 旭硝子(5201)、クラレ(3405)に注目。
 
225先物は、三菱・GS・アムロ・大和・バークレイズが買い越し。
モルスタ・メリル・ソジェン・JP・クレディ・SBIUBSが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ドイツ・野村・GS・三菱が買い越し。
メリル・ソジェン・パリバ・クレディ・シティ・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的には、いちご(2337)、ABC2670)、 高千穂交(2676)、北の達人(2930)、物語(3097)、 フリービット(3843)、MDV3902)、DI4310)、 日油(4403)、栄研化(4549)、ペプチド(4587)、 資生堂(4911)、ライオン(4912)、ファンケル(4921)、 コーセー(4922)、マキタ(6586)、フジシール(7864)、 ソーダニッカ(8158)、PALTAC8283)、アプラス(8589)、 アニコム(8715)が動兆。
 
 

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