来週は、戻り基調が続くと予想

 
今週は、強い動きとなった。
貿易戦争への過度な警戒が和らぎ、米国株が急反発となった。
日本株にも押し目買いが入った。朝鮮半島を巡る地政学リスクが一段と後退したことに加え、ドル円が円高一服から円安に振れたことから戻りを試す展開となった。
 
米国ではフェイスブックやエヌビディア、アマゾンなど注目度の高い銘柄が荒い動きとなったことで、東京市場でもハイテクの一角が売りに押されたものの、今週の日経平均は後場に強い動きが見られることが多く、後半にかけてはハイテク株にも押し目買いが入った。
日経平均は2万1500円台を回復する場面もあった。
週間では、約836円の大幅上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
 
30日の日経平均株価は前日比295円22銭高の2万1454円30銭と大幅続伸。13年ぶりの年度末陽線となった。
先物主導で現物株の商い(東証1部の出来高は本年最低)は寂しかったが、200日移動平均線(2万1329円)を超えてきたことでチャートの形をやや立て直す動きとなっている。
悪材料に討たれ強くなってきた印象もあるが、高止まりする円相場が来年度の企業業績の重しとなる分、株価の戻りは抑制的とならざるを得ないだろう。
 
 
さて、来週は、戻り基調が続くと予想する。
引き続き米株動向に一喜一憂とはなるだろうが、日銀短観など国内の材料もある上に、2月決算銘柄の業績発表も本格化する。
マーケットも徐々に落ち着きを取り戻すと考える。押し目があれば買いが入り、好材料には素直に反応する相場環境が続くと予想する。
4月相場は2万1000~2万2000円のレンジ相場か。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
 
22440.32  75日移動平均線
22349.14  ボリンジャー:+2σ(25日)
22267.54  13週移動平均線
22261.89  26週移動平均線
22238.42  均衡表基準線(週足)
22153.63  新値三本足陽転値
22067.36  均衡表転換線(週足)
22045.62  均衡表雲下限(日足)
21930.77  ボリンジャー:+1σ(25日)
21512.41  25日移動平均線
 
21454.30  ★日経平均株価30日終値
 
21424.77  均衡表基準線(日足)
21338.77  ボリンジャー:-1σ(26週)
21329.64  200日移動平均線
21156.89  ボリンジャー:-1σ(13週)
21094.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
21057.66  6日移動平均線
21003.27  均衡表転換線(日足)
20675.67  ボリンジャー:-2σ(25日)
20415.65  ボリンジャー:-2σ(26週)
20257.31  ボリンジャー:-3σ(25日)
20046.25  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
 
明日の【信用規制・解除】
○アクセルM <3624> [東証M]
 
東証と日証金が2日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次