[概況]
NY市場で発表された2月貿易収支と新規失業保険申請件数は共に予想を下回ったが、米中貿易摩擦に対する懸念が後退した事を受けてNY株式市場は大幅続伸で始まった。
株価の上昇にドルも買われ、NY市場序盤にドルは当日高値107.500円まで上昇し、其の後株価が上げ幅を削った事などにドルも上値を抑えられたが、終盤に株価が再び上昇に転じた事でドルも買われ、引け間際に再度高値に面合わせする上昇となった。
最後も前日比+57.5銭高の107.370円と107円台に乗せて引け、ドル高に連れて他の主要通貨もトルコリラや南アランド以外は上昇した。
米中貿易摩擦は終わったとは言わないまでも影響は長く続かないとの見方にNY株式市場は続伸し、ドルも107円台を回復する上昇となったが、このまま上昇を続ける事が出来るかどうかは不明だ。本日はトランプ大統領も期待する米雇用統計の発表があり、それまでは様子見姿勢の小動きか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
