週間では約113円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成

6日の日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比77円安の2万1567円だった。
前日の米国株が大きく上げたことを受けて続伸すると思われたが、寄付き直前にトランプ政権が1000億ドルの対中追加関税を検討と伝わると、為替市場では円高に振れ、グローベックスのNYダウ先物が大幅に下落するなか、日経平均は小幅に反落して始まった。
 
後場半ばには上昇する場面もみられたが、大引けにかけて利益確定の流れが強まったが、日経平均については前日の価格レンジ内での推移であり、一先ず5日線、25日線、200日線は上回って引けている。
 
 
今週は堅調となった。週前半は米中の貿易摩擦を警戒した売りに押されて上値が重かったが、好材料のあった銘柄を中心に小売など内需株に強い動きが見られ、相場を下支えした。その後、米国でフェイスブックやテスラなど、売り込まれていた銘柄に買いが入ったことから、指数は戻りを試す展開に。為替が円安に振れたことも追い風となり、日経平均は2万1500円を上回った。
日経平均は、週間では約113円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
さて、来週はもみ合い展開か。
引き続き米国株の動向やトランプ大統領の言動に一喜一憂の展開が想定される。
日経平均は、25日線などの節目を上回ったが、短期的には戻り一服感も出やすい局面だろう。ここから上げ加速となる腰の入った買いが入るのは、恐らく今期の見通しを確認してからになるだろう。
地合いの改善を受けて、好決算銘柄には素直に買いが入り、下値は固いと考える。ただ、内需に注目が集まりやすくなる分、外需は一段と敬遠される可能性があり、全体としては、やや方向感に欠ける展開が続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
 
22238.42  均衡表基準線(週足)
22153.63  新値三本足陽転値
22102.38  13週移動平均線
22018.39  ボリンジャー:+2σ(25日)
21705.09  ボリンジャー:+1σ(25日)
21657.59  均衡表転換線(週足)
 
21567.52  ★日経平均株価6日終値
 
21444.61  6日移動平均線
21415.49  ボリンジャー:-1σ(26週)
21391.78  25日移動平均線
21367.64  200日移動平均線
21259.83  均衡表転換線(日足)
21159.33  均衡表基準線(日足)
21078.48  ボリンジャー:-1σ(25日)
21061.76  ボリンジャー:-1σ(13週)
20765.17  ボリンジャー:-2σ(25日)
20535.37  ボリンジャー:-2σ(26週)
20451.86  ボリンジャー:-3σ(25日)
20021.14  ボリンジャー:-2σ(13週)
 

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