もみ合い商状か。

 
今週は引き続き、米国と中国の貿易摩擦による緊張の高まりと、それを受けた為替動向に影響を受ける相場展開が見込まれる。
11日に北朝鮮最高人民会議、15日に北朝鮮金日成主席誕生日があり、地政学リスクへの警戒が高まりやすい面もあり、方向感を掴みづらくさせよう。
ただ、先週の動きを見る限りでは、下値の堅さが意識されており、リバウンドを意識したスタンスになりそうだ。
国内では、消費・小売関連を中心にした企業の決算発表も佳境を迎えることになる。日経平均寄与度が高いファーストリテイリング<9983>の決算発表を受けての株価の反応は関心を集めることになる。小売企業決算に注目か。
 
9日の東京株式市場は、米国株急落を嫌気して売り優勢の展開が想定される。
続落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジ:2万1300円-2万1500円を想定する。
前週末6日に米国株式が大幅反落した動きを受け、売りが先行するとみられる。日経平均株価は、25日線(前週末6日時点で2万1391円)が下値として意識されそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(前週末6日終値107円40-41銭)と円高に振れている。
対ドルでの円高進行を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなりそう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比215円安の2万1425円。

シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
21425 ( -215 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
21460 ( -180 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
【好材料銘柄】
■大阪有機化学工業 <4187>
12-2月期(1Q)経常は19%増益で着地。
 
■古野電気 <6814>
前期経常を一転27%増益に上方修正、配当も2円増額。
 
■コジマ <7513>
今期経常を一転24%増益に上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
9(月)
2月国際収支(8:50)
3月消費動向調査(14:00)
3月景気ウォッチャー調査(15:00)
《決算発表》
高島屋、ライク、ネクステージ、フェリシモ、リソー教育、北興化、エスクローAJ、コジマ、ヨンドシーHD、パルコ、東武ストア、フジ
 
【海外】
休場:フィリピン

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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