中東を巡る地政学リスクから売り先行か

12日の日経平均が小幅続落。終値は前日比26円安の2万1660円だった。前日の米株安とシリアの地政学リスクを受けて様子見気分が強まった。
ただ、期末通過以降はまとまった売りが出ず下値は限定的。下げながらも底堅さを感じさせる1日でもあった。この日も下値が10日移動平均線(2万1548円)辺りでサポートされ短期的な戻り基調を依然として維持する形。2万2000円のフシ目を目指す流れに変わりはないだろう。
 
明日(13日)の東京株式市場は、中東を巡る地政学リスクが高まっていることから、売り先行の展開となりそうだ。
地政学リスクが意識される週末で上値は重いと考えるが、下値も限定的と考える。
外部環境を受けて下げて始まった場合でも、押し目では買いが入りやすく、全体としては底堅い展開が期待できる。
ファーストリテイリングや安川電機などを筆頭に、決算銘柄の活況な売買が見込まれる。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(12日現在)
22153.63  新値三本足陽転値
22104.12  ボリンジャー:+2σ(25日)
21989.64  均衡表雲下限(日足)
21949.03  13週移動平均線
21786.47  ボリンジャー:+1σ(25日)
21672.15  6日移動平均線
 
21660.28  ★日経平均株価12日終値
 
21495.01  均衡表転換線(日足)
21468.81  25日移動平均線
21454.96  ボリンジャー:-1σ(26週)
21424.77  均衡表転換線(週足)
21401.37  200日移動平均線
21159.33  均衡表基準線(日足)
21151.16  ボリンジャー:-1σ(25日)
21006.03  ボリンジャー:-1σ(13週)
20833.50  ボリンジャー:-2σ(25日)
20594.88  ボリンジャー:-2σ(26週)
20515.84  ボリンジャー:-3σ(25日)
20271.84  均衡表雲上限(週足)
 
下値支持線として作用してきた5日線絡みで、方向感なく推移した。寄り引けほぼ同値の十字線を形成し、もみ合い離脱の接近を示唆。
ボリンジャーバンドでは、取引時間の大半を+1σ以下で過ごし、+1σ~+2σへのレンジ移行は先送りされ、+1σ近辺での材料待ちになりそうだ。
 
 
 
■東証主体別売買動向・4月第1週、外国人は1584億円と2週連続の買い越し
 
東京証券取引所が12日発表した4月第1週(4月2~6日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が1584億7988万円と2週連続の買い越しとなった。
前週は48億4665万円の買い越しだった。個人投資家は1264億8464万円と2週連続の売り越し。事業法人は189億7627万円と2週ぶりの買い越し。信託銀は280億5574万円と3週連続の買い越しだった。
 
 

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