[概況]
13日の東京外国為替市場は、米中の貿易対立やシリア情勢悪化の一服感を受け、リスク回避姿勢が後退した。その様ななか、上昇の著しかったのが豪ドル円である。
豪ドル円は、序盤こそやや売られる場面もあったが、中盤では買いが活発となり、85円台半ばへ上昇。欧州時間に入ると買い意欲はさらに強まって、一時本日の高値84.010円まで急騰している。
この後は、引き続きシリア情勢が注目される。トランプ米大統領が軍事行動の実行時期を濁した発言で状況は緩和されているものの、発言が二転三転するトランプ氏の今までを考えると、先の見通せない状況は変わってないと言えそうか。
豪ドル円に関していえば、日足チャートが一目均衡表の雲の下限に差し掛かっており、終値で同水準をしっかりと上抜けているかがポイントとなりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
