日経平均株価は大幅続落。
終値は前週末比592円安の2万2682円で昨年12月15日以来の安値となった。下げ幅は2016年11月9日以来1年3カ月ぶりの規模。
米株急落や金利上昇が売り材料となり節目の2万3000円を割り込むなどにわかに調整局面へとなっている。
米国の金利上昇が世界のマネーの流れをどこまで変えるのかまだ見極めがつかないが、東京株式市場もしばらくは米国動向に一喜一憂となりそうだが
今夜の米株式市場でNYダウ平均株価の下落に歯止めが掛からない場合は、売り圧力が払拭できずに、主力の値がさハイテク株を中心に続落基調で下値模索の展開となりそうだ。
チャート上では、75日移動平均線(2万2779円)を割り込み、早期に持ち直さないようだと下値を探る可能性が強まるだろう。ただ、「この水準は滞留期間が長かった昨年11-12月のレベルで出来高も結構こなしており、サポートゾーンとして意識される」との声も聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
23537.39 25日移動平均線
23526.98 ボリンジャー:+1σ(13週)
23394.39 均衡表基準線(日足)
23366.10 均衡表転換線(日足)
23332.57 ボリンジャー:+1σ(26週)
23303.83 均衡表転換線(週足)
23243.72 6日移動平均線
23142.12 ボリンジャー:-1σ(25日)
23043.35 13週移動平均線
22779.83 75日移動平均線
22746.85 ボリンジャー:-2σ(25日)
22682.08 ★日経平均株価5日終値
22645.57 均衡表雲上限(日足)
22559.73 ボリンジャー:-1σ(13週)
22351.59 ボリンジャー:-3σ(25日)
22149.60 均衡表雲下限(日足)
22076.10 ボリンジャー:-2σ(13週)
21867.22 26週移動平均線
21684.43 均衡表基準線(週足)
75日線レベルまで下落し、昨年12月半ば以来の水準まで下押しした。ボリンジャーバンドでは-2σを下回ってきており、売られ過ぎシグナルが意識されるところ。ただしバンドが今後拡大傾向にあるため、-2σに沿った調整が警戒されるところ。
週間形状では13週線を割り込んでしまっている。今後は13週線が上値抵抗として意識される一方で、26週線が意識されてくることになろう。しばらくは目先底を探りながらの、神経質な相場展開が続くことになりそうだ。
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