[概況]
米株価指数先物が時間外取引で下落した為に、為替市場はリスク回避の円買いが優勢となり、欧州市場序盤にドルは109円を割れ、ユーロも135円を割り込み、ドルは当日安値108.910円まで下落した。
其の後ドルは値を戻し、NY株式市場の上昇と共にドルも買われて、NY市場引け近くに東京時間に付けた当日高値109.720円に迫る109.710円まで上昇した。
しかしダウが終了間際にマイナス圏に落ちる下落にドルも急落して109円台前半に落ち、最後は前日比-32銭の109.290円で引けた。ドル以外の通貨は対ドルでの下げから対円でも売られ、ユーロ(-1.555円)、ポンド(-1.14円)、豪ドル(-1.125円)は1円以上も下げ、8日朝方に発表されたNZ政策金利(据え置き)と其のあとの声明で、「政策は相当期間緩和的」とされた事からNZドルは-1.34円の大幅下落となった。
米経済は好調だがNY株式市場の変動幅は非常に大きくなっていて買い場(売り場)を探すのは難しいと思うが、それに比べればドルは買い易いのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
