日経平均は3日続伸した。
前日の米国株市場で主要3指数が大幅高となった流れを受けて、幅広く買いが先行した。一時300円超高に上昇し2万2500円を回復。2月5日以来3週間ぶりの高値を付けた。ただ、米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を前に警戒感も根強く、後場には上げ幅を縮めた。
明日も米国株とドル円の動向が大きく注目される。
買い意欲が継続する一方で、27日までの3日続伸で日経平均株価が合計653円と大幅上昇していることへの警戒感もあることから、売り買いが拮抗する地合いとなりそうだ。
ダウ平均は足元の上昇スピードが速く、急伸の後に急落するなど、上を試して失速するような場合には、日本株は不安定となりやすいだろう。
現地27日に予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言の内容次第で、米長期金利やNYダウが波乱展開となり、その影響を受ける可能性もある。
ドル円はパウエルFRB議長の発言を受けて大きな動きが出た場合、短期的には動いた方向に勢いがつく可能性がある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
23558.81 均衡表雲上限(日足)
23366.87 ボリンジャー:+1σ(25日)
23309.72 ボリンジャー:+1σ(26週)
23028.38 均衡表雲下限(日足)
22807.72 13週移動平均線
22766.25 75日移動平均線
22539.75 均衡表基準線(日足)
22539.75 均衡表転換線(週足)
22446.38 25日移動平均線
22389.86 ★日経平均株価27日終値
22101.41 26週移動平均線
22036.26 ボリンジャー:-1σ(13週)
22011.44 6日移動平均線
21905.49 均衡表転換線(日足)
21720.25 新値三本足陰転値
21684.43 均衡表基準線(週足)
21525.90 ボリンジャー:-1σ(25日)
21264.80 ボリンジャー:-2σ(13週)
21153.05 200日移動平均線
20893.10 ボリンジャー:-1σ(26週)
20605.42 ボリンジャー:-2σ(25日)
20493.35 ボリンジャー:-3σ(13週)
連日でマドを空けての上昇となり、25日線の攻防となった。連日で十字足を形成する格好だが、それ故に需給が傾きづらいため、上昇の中でもロングには傾きづらいだろう。結果的にはボリンジャーバンドの中心値(25日)を捉えており、いったんは跳ね返されそうだが、+1σとのレンジに移行できるかが注目されよう。
週間形状では26週線を突破してきており、2万2000円固めから同線を支持線に変えたいところである。とはいえ、心理的な抵抗だった2万2000円を超えてきているため、2月6日の下落局面で空けたマド(2万2277-2万2659円処)下限レベルをクリアしてきている。その為、2万2000円を固めることにより、今後はマドを埋めに行くトレンド形成が意識されてくるだろう
