米国株安を受け売り先行、97円33銭安スタート

【寄り付き概況】

28日寄付きの日経平均株価は、前営業日比97円33銭安の2万2292円53銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、6.46ポイント安の1783.88で始まった。
 
27日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに反落した。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の就任後初の議会証言で、「米国経済は堅調で、さらなる段階的な利上げが最善」との考えを示した。利上げペースの加速が警戒され、米10年物国債の金利が一時2.9%台に上昇した。
NYダウは、金利上昇によるリスク回避の動きや直近3日間で900ドルを超える上昇をみせていたことなどから、利益確定売りに押された。
これを受けて東京株式市場でもリスク回避の流れとなった。
 
午前8時50分に発表された1月鉱工業生産は前月比6.6%低下となり、市場予想の同4.0%低下を下回ったが、直後の為替市場での反応は薄かった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、7業種前後が高く、値上がり上位に精密機器、空運、海運など。値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、非鉄、石油など。
 
個別では、任天堂はマイナススタート、三菱UFJ、三井住友の大手銀行株がさえず、野村不HD、積水ハウスは軟調。ソフトバンクG、ファーストリテが小安く、JTは弱含み、新日鉄住、国際帝石、日揮は値を下げ、トヨタ、ファナック、日本電産は売られている。
 
半面、ソニー、パナソニック、キヤノンが上昇、Vテクは大幅高。郵船は堅調。第一生命、ヤクルト、小野薬は買われている。
 

225先物は、GS・ナティクス・JP・野村・パリバ・HSBC・モルスタ・大和が買い越し。
みずほ・メリル・クレディ・アムロ・三菱が売り越し。
TOPIX先物はUBS・野村・三菱が買い越し。
メリル・みずほ・GS・パリバが売り越し。
 
外資系等は、国際帝石(1605)、エンジャパン(4849)、東セン(8439)、ベルーナ(9997)、竹内製作(6432)、∨テク(7717)、スターマイカ(3230)、プレサンス(3254)、スクエニ(9684)、堀場(6856)、浜ホト(6965)、小野薬(4528)、ヤクルト(2267)、住友鉱(5713)、テルモ(4543)に注目。
 
テクニカル的には、日基礎(1914)、東芝プラ(1983)、ブロンコ(3091)、CEHD(4320)、久光薬(4530)、テルモ(4543)、資生堂(4911)、OATアグリオ(4979)、酒井重(6358)、千代建(6366)、アンリツ(6754)、SUBARU(7270)、Aエステール(7872)、ヤマトイン(8127)、カブコム(8703)、イーストン(9995)が動兆。

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