軒並み円高が進行する展開、トランプ米大統領の発言が発端か。

[概況]

2日東京時間の外国為替市場は、軒並み円高が進む展開となっている。米ドル円は、じりじりと下落し一時105.700円まで、他方、クロス円通貨ペアではユーロ円が同様の値動きとなり一時129.680円まで、それぞれ本営業日の安値を更新する展開となっている。
 
この値動きについて一部の市場関係者からは、昨日のNY時間にてトランプ米大統領が鉄鋼に25%とアルミに10%の関税を導入することを決定し、来週中にも正式発表することを明らかにした。このことから、保護主義台頭が警戒され、米株式市場が大幅安となったほか、外国為替市場ではリスク動向の冷え込みから円を買う動きが加速しているものとみられる。
 
この後の時間については、0:00に2月米ミシガン大学消費者信頼感指数(予想:99.5 前回:95.7)などの発表を控えている。
仮定の話として、ポジティブな数値が発表されたとしても、トランプ米大統領の発言などが尾を引いていることから、戻ったところでは売りが入りやすそうかといった声がきかれている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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