今週はリスク回避の円買いがどこまで進むかに注目

[概況]

先週末の米経済指標は良好だったが、トランプ大統領の貿易戦争を歓迎するかの様な発言に保護貿易主義への警戒感が広がって、NY株式市場はダウが4日続落(也2市場は反発)した。
 
為替市場でも黒田日銀総裁が「19年頃に出口戦略について検討している事は間違いない」と発言した事を捉えて円が買われ、株価下落によるリスク回避の円買いも加わってドルは一時105円台前半に落ちる下落となった。
 
今週は米国発の世界貿易戦争の行方にNY株式市場がどの程度影響を受けるかに注目し、リスク回避の円買いがどこまで進むのか注意が必要だと見ている。今週の米国は5日(月)2月ISM非製造業景況指数、6日(火)1月製造業受注指数、7日(水)MBA住宅ローン申請件数、2月ADP雇用統計、1月貿易収支、第4四半期非農業部門労働生産性指数、8日(木)新規失業保険申請件数、9月(金)2月雇用統計、などとなっており、他にもECB理事会(9日)、日銀金融政策決定会合(8~9日)などのイベントが予定されている。
ドルは下値を探る動きが続いていると見て、様子見した方が良さそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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