26日の東京株式市場は、堅調な展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2800円-2万3000円を想定する。
25日の欧米主要市場はクリスマスで休場。海外投資家の多くは休暇中とみられ、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの株価指数は方向感の出づらい展開となることが想定される。
ボリューム面では、昨日の東証1部の売買代金が今年最低を記録するなど閑散相場の様相を強めており、今日も売買の盛り上がりは期待しづらい。
しかし、昨日も小動きながら日経平均は終値ベースで年初来高値を更新しており、良好な地合いは維持されている。
値動きの軽い小型株や上値抵抗が少ないとみられる直近IPO(新規上場)株などに、短期的な値幅を狙った物色の矛先が向かいそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半と小動きだった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り470万株、買い460万株で、差し引き10万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、電機、陸運、小売など。買いセクターに、商社、自動車、情報通信、銀行、ETFなど
【好材料銘柄】
■ケイティケイ <3035>
9-11月期(1Q)経常は49%増益・上期計画を超過。
■ラクオリア創薬 <4579>
マルホと選択的ナトリウムチャネル遮断薬に関するライセンス契約を結んだ。マルホから契約一時金のほか、開発段階に応じたマイルストーン、販売後は販売額に応じたロイヤリティを受け取る。今期経常を赤字縮小に上方修正。
■シグマ光機 <7713>
上期経常を一転53%増益に上方修正・11期ぶり最高益、通期も増額。
エイジア<2352>
企業向け電子メール配信システム大手。人工知能を活用したマーケティング革新に取り組む。売上継続性の高いクラウドサービスの販売を強化。ASP型の月額利用料売上は順調に拡大。18.3期2Qは2桁増収増益。
22日、2018年3月期の期末配当金において、1株当たり2.5円の東証一部指定記念配当を実施すると発表した。期末配当金は直近の配当予想通り、1株当たり15.5円で、記念配当と合わせて18.0円となる。
同社は2017年4月1日を効力発生日として、普通株式を1対2株の割合をもって分割しており、期末配当金の前期実績は1株当たり25.0円(調整後12.5円)だった。
【主な経済指標・スケジュール】
26(火)
黒田日銀総裁が講演
11月有効求人倍率(8:30)
11月完全失業率(8:30)
11月家計調査(8:30)
11月消費者物価指数(8:30)
11月企業向けサービス価格指数(8:50)
日銀議事要旨(10/30~31開催分)
2年国債入札
《決算発表》
ハイデ日高、パレモ・HD、ピックルス、Jフロント、ハピネス&D、ニイタカ、瑞光、ライトオン、NaITO、三益半、さが美、平和堂
【海外】
米10月S&Pコアロジックケースシラー住宅価格指数(23:00)
米2年国債入札
休場:英、香港(ボクシングデー、クリスマス:翌日)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
