東証マザーズ指数は小幅に続落した。終値は前日比0.21ポイント安い1196.40だった。
年末相場で市場参加者が減少しており、個人投資家中心の新興市場が相対的に底堅く推移したが、大引けにかけて売りが出た。
省エネ物色で直近IPO銘柄を軸とした展開が続いた。
例年、国内外の長期運用を目的とした投資家の動きが鈍る年末は、「中小型株の売買が盛り上がる傾向がある」という。マザーズ銘柄でIPO銘柄の一角に利益を得た後にジャスダック銘柄に乗り換える動きが見られ、「地合いは悪くない」との指摘もあった。
値上がり銘柄数は104、値下がり銘柄数は138となった。
個別では、トライステージ、トランスジェニック、フルッタフルッタ、農業総合研究所、ロックオンなど16銘柄が年初来安値を更新。エル・ティー・エス、ナレッジスイート、グローバル・リンク・マネジメント、サインポスト、マルマエが売られた。
一方、ケアネット、ビーロット、ティーケーピー、テンポイノベーションなど17銘柄が年初来高値を更新。3D画像処理技術のDMPや遺伝子解析のジーエヌアイやFRONTEO、アトラエ、が買われた。
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