小幅続伸でスタート。TOPIXは小反落。上値では利益確定売り

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は、前日の終値と比べ84銭高の2万2912円05銭で取引を始めた。
 
前日のNYダウ、ナスダック指数ともに小幅ながら3日ぶり反発、外国為替市場では1ドル=113円台前半の推移と前日と比べ大きな動きはなく、主力株をはじめ広範囲に買いが入りやすくなっている。
ただ、市場参加者不足もあって上値を追う力も弱く、前日終値近辺での方向感の定まらない動きが想定される。
27日発表された12月の米消費者信頼感指数は市場コンセンサスを下回った。米国経済の強さが際立っているだけに来年早々の米雇用統計発表などを見極めたいとのムードも漂う。ただ、個別物色意欲は旺盛で直近IPO銘柄を含めた中小型株優位の流れは続きそうだ。
 
取引開始前に経済産業省が公表した11月の鉱工業生産指数速報は前月比0.6%上昇と、市場予想の中央値(0.5%上昇)を上回ったが、市場の反応は今のところ限定的だった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、13名柄前後が高く、値上がり上位に海運、紙パルプ、その他製品、非鉄、陸運など。値下がりで目立つのは石油、水産、鉱業、銀行、ゴム製品など。
 
個別では、ソフトバンクGが8日ぶりに反発し、任天堂は続伸。住友鉱が買われ、三井物、ディーエヌエー、東エレク、ソニー、信越化の半導体関連株は堅調となっている。エーザイが値を上げ、SGHDが買われている。
半面、ファーストリテが値を下げ、キヤノンは続落。トヨタ、三菱UFJ、三井住友は軟調。オプトラン、三菱商、JXTGが売られている。

225先物はJP・SBI・メリル・野村が買い越し。
ソジェン・ドイツ・三菱・クレディが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・SBI・JPが買い越し。
バークレイズ・ドイツ・三菱・ソジェン・メリルが売り越し。
 
テクニカル的には、九電工(1959)、寿スピ(2222)、森乳(2264)、アイロム(2372)、DyDO(2590)、ピックルス(2925)、ハブ(3030)、DCM(3050)、三越(3099)、ジョイ本田(3191)、三交(3232)、日商開発(3252)、グローバル(3271)、クリレス(3387)、ハウスドゥ(3457)、ポール(3657)、ネクソン(3659)、セレス(3696)、PCI(3918)、ヤフー(4689)、ファンケル(4921)、昭和シェル(5002)、富士石油(5017)、コスモエネ(5021)、ニチアス(5393)、鉄(5401)、大阪チタ(5727)、EG(6050)、ベクトル(6058)、日ピラー(6490)、WSCOPE(6619)、京三(6742)、タムラ(6768)、マイクロニクス(6871)、ローム(6963)、アドヴァン(7463)、ハピネット(7552)、メニコン(7780)、前田工繊(7821)、ナカバヤシ(7987)、セイコー(8050)、岩井コスモ(8707)、スターツ(8850)、トーセイ(8923)、NTT都市(8933)、西武(9048)、ピジョン(9416)、アイエスビー(9702)、乃村(9716)、プレナス(9945)、東テク(9960)が動兆。

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