[概況]
NY市場に入り発表された12月ISM製造業景気指数と11月建設支出は共に予想を上回り、ドルはそれまでの狭いレンジでの揉み合いから一段高となって112円台半ばを超えた。
其の後一旦下げたが、終盤に公表されたFOMC議事録で、「多くはインフレは緩やかに2%に向かう」「労働市場のひっ迫がインフレを押し上げる」などとされた為にドルは急伸してそれまでの高値を上抜き、当日高値112.620円まで上昇した。
最後も前日比+20銭高の112.500円と112円半ばで引け、ユーロは対ドルでの下げから対円でも売られて値下がりし、-26.5銭で引けるなど主要通貨はマチマチな動きとなった。
前日に112円割れ寸前(112.040円)まで下げたドルは良好な経済指標や株価の上昇とFOMC議事録公表で買い戻されたが揉み合いの範囲で、この揉み合いは週末の米雇用統計まで続くのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
