4日大引けの日経ジャスダック平均は前週末比50.17円高の4000.63円と続伸した。
値上がり銘柄数は532、値下がり銘柄数は158となった。
良好な外部環境を背景に投資家心理が上向き、買い優勢の展開となった。
ジャスダックは1990年7月以来、初めて4000円台を回復。市場関係者からは、「ジャスダックは算出開始以来の最高値更新が間近に迫っている」との声が聞かれた。
3日の米市場で半導体株が上昇したため、ハーモニックやSEMITECなどの半導体関連の新興企業株にも買いが入った。
日経平均株価が大幅に上昇し個人投資家を中心に運用リスクをとる姿勢が強まり、値動きの軽い銘柄に資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1209億円、売買高は1億4414万株だった。
個別では、信用規制解除となった不二精機がストップ高、クロスキャット、レカムもストップ高となった。
EV関連の思惑買いとしてSEMITECは一時ストップ高となった。
シンクレイヤ、サンユー建設、三信建設工業、イオン九州など59銘柄は昨年来高値を更新した。
フェローテック、NaITO、アンドール、フーマイスターエレクトロニクスなどが買われた。
一方、アルファグループが昨年来安値を更新した。
ラクオリア創薬は、取引終盤に利益確定売りに押されて下落に転じたほか、
ベルグアース、ABホテル、太洋基礎工業が下げた。
