9日の東京株式市場は、世界株高の流れを受けて買い優勢となり、日経平均株価は目先利益確定の動きに途中伸び悩む場面はあったものの、終始強調展開をキープした。
日経平均株価終値は、前週末比135円46銭高の2万3849円99銭と3日続伸した。
明日(10日)の東京株式市場は、今日までの3日続伸で、日経平均株価の上昇幅が1085円と1000円を上回る急騰となったことへの反動も想定されることから、利益確定売り優勢で一服商状となりそうだ。
この先、2万4000円を前にもたつく動きが続いた場合には、新興市場を中心に中小型株の選好が強まる可能性がある。ただ、きょう大きく動いた銘柄を見ると、材料に対する買いの反応が強すぎる印象がある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
24482.05 ボリンジャー:+3σ(13週)
24260.40 ボリンジャー:+2σ(26週)
23915.45 ボリンジャー:+3σ(25日)
23886.75 ボリンジャー:+2σ(13週)
23849.99 ★日経平均株価9日終値
23569.82 ボリンジャー:+2σ(25日)
23344.52 均衡表転換線(日足)
23291.45 ボリンジャー:+1σ(13週)
23255.16 6日移動平均線
23224.18 ボリンジャー:+1σ(25日)
23035.91 均衡表基準線(日足)
22962.48 均衡表転換線(週足)
22939.18 新値三本足陰転値
22878.54 25日移動平均線
22804.99 ボリンジャー:+1σ(26週)
22696.14 13週移動平均線
22532.90 ボリンジャー:-1σ(25日)
1992年1月高値の2万3800円処を突破した。
ボリンジャーバンドでは+3σの上昇に沿ったトレンドを形成しており、過熱感が警戒されるところである。
ただし、高値圏でのもち合いによって、早期に過熱感は和らぐ可能性はある。
一方、週足ではバンドが拡大する中で+2σと+1σとのレンジ内で推移しており、過熱感は出てない。+2σは2万4300円処まで切り上がっており、短期的な過熱を冷ましつつ、一段とトレンドが強まりやすいだろう。
長期トレンドでは1992年1月高値の2万3800円をクリアしたことから、同水準での底固めをしつつ、次のターゲットが1991年10月の戻り高値水準となる2万5000円台となる。
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