日経平均は今年初の下落。年初から3連騰で1000円以上上昇しており、下げ自体はネガティブではないだろう。全般地合いの頑強さと先高期待感の表れといえそうだ。
明日(11日)の東京株式市場は、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることなどから、輸出関連企業の売り先行の展開となりそうだ。
外国為替市場で円高・ドル安が急速に進行し、午後4時半現在では、1ドル=111円70銭台と約1カ月ぶりの円高水準.
明日、円高・ドル安傾向が続いていた場合、日経平均株価は安くスタートする可能性が高い。
短期的には方向感に乏しい地合いが続くと予想する。下は5日線(2万3524円、10日時点)を支えに2万3000円台後半で一進一退のイメージ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
24450.14 ボリンジャー:+3σ(13週)
24249.94 ボリンジャー:+2σ(26週)
24082.24 ボリンジャー:+3σ(25日)
23863.89 ボリンジャー:+2σ(13週)
23788.20 ★日経平均株価10日終値
23695.18 ボリンジャー:+2σ(25日)
23401.33 6日移動平均線
23344.52 均衡表転換線(日足)
23308.13 ボリンジャー:+1σ(25日)
23277.64 ボリンジャー:+1σ(13週)
23035.91 均衡表基準線(日足)
22962.48 均衡表転換線(週足)
22939.18 新値三本足陰転値
22921.07 25日移動平均線
22798.57 ボリンジャー:+1σ(26週)
22691.39 13週移動平均線
22534.01 ボリンジャー:-1σ(25日)
22500.29 均衡表雲上限(日足)
年初からの急ピッチの上昇に対する調整が入った格好である。
ボリンジャーバンドでは+3σから+2σの水準まで下げており、やや過熱感は和らいでいる。とはいえ、まだ+2σを上回っており、もう一段の調整はありそうだ。
週足ではバンドが拡大する中で+2σと+1σとのレンジ内で推移しており、過熱感は出てない。+2σは24300円処まで切り上がっており、短期的な過熱を冷ましつつ、一段とトレンドが強まりやすいところである。
長期では1992年1月高値の23800円をクリアしたことから、23800円近辺での底固めをしておきたいところである。長期的なダブルトップ形成が意識されてくると、次第に利益確定の流れが強まってくる可能性もある。
■株式分割】銘柄
(10日発表分)
●ゲームウィズ <6552> [東証M]
1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
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