米株軟調、円高で続落スタート

【寄り付き概況】

日経平均株価は、前日の終値と比べ131円81銭安の2万3656円39銭で取引を始めた。東証株価指数(TOPIX)とも続落して始まった。
 
前日のNYダウが小幅ながら反落、ハイテク株全般が軟調でナスダック指数も今年初の下落となった。米長期金利が急上昇し10年物国債利回りが一時2.59%まで上昇したこともあって、これを警戒する売りが全体株価を押し下げた。
 
日経平均も前日に今年初めて下落したが、急騰後の下げ幅としては小さかったこともあり、米国株の軟調展開を受け、きょうも利益確定を急ぐ動きを誘発している。
外国為替市場では1ドル=111円台前半の推移と前日と比較して円高局面にあり、買い手控えムードを助長している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く値上がりは紙パルプ、鉱業、銀行、空運、サービス。値下がりで目立つのは輸送用機器、海運、金属製品など。
 
 
個別では、トヨタ、ホンダ、日産自が売られ、任天堂は反落。ソフトバンクG、ファナックの値がさ株が下押し、ソニー、キーエンス、コマツは安い。東エレク、信越化、SUMCO、日本電産の半導体関連株もさえない。
半面、三菱UFJ、三井住友、りそなHDが買われ、良品計画、日本郵政が値を上げ、ファーストリテは反発。NTTが堅調、ヤマトHDは上昇している。

外資系等は、東エレ(8035)、イリソ(6908)、OLC(4661)、三菱UFJ(8306)、ソースネク(4344)、ポーラ(4927)、共立メン(9616)、アイソン(7259)に注目。
 
225先物は、野村・アムロ・みずほ・GS・大和・SBIが買い越し。
パリバ・JP・ドイツ・ナティクス・UBS・モルスタ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はGS・ソジェン・ドイツ・パリバが買い越し。
シティ・アムロ・野村・バークレイズ・メリル・モルスタが売り越し。
 
テクニカル的には、ホクリョウ(1384)、亀田製菓(2220)、JBR(2453)、ABCマート(2670)、RSTECH(3445)、SI(3826)、参天(4536)、神東塗料(4615)、BML(4694)、シーズ(4924)、栗本(5602)、モリテック(5986)、フジキカイ(6134)、ストライク(6196)、ソラスト(6197)、エンシュウ(6218)、ヤマシン(6240)、井関(6310)、日金銭(6418)、NEC(6701)、三菱自(7211)、ミツバ(7280)、フジコーポ(7605)、リコー(7752)、ナイガイ(8013)、ルック(8029)、明和産(8103)、百十四(8386)、オリコ(8585)、JPX(8697)、東祥(8920)、東電(9501)、東北電(9506)、ベネッセ(9783)が動兆。

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